猫の毛柄はもともとキジトラだけだった?! ── 人間と暮らして多様化した猫の模様

キジトラ猫から色々な毛柄の猫に派生しているイラスト画像

「三毛猫」「黒猫」「白猫」…今では様々な毛柄をもつ猫たち

しかし、猫のルーツをたどると、もともとは ”ある1種の毛柄” しか存在していなかったことをご存じですか?

それは「キジトラ」

本記事では猫の原点であるキジトラから、多彩な毛柄が誕生した背景を探ります

1.猫の先祖「リビアヤマネコ」は1種類の毛柄しかなかった

猫の家畜化のルーツは、約9000年前の中東に生息していた「リビアヤマネコ」とされています

この野生ネコは、現在の「キジトラ」によく似た毛柄をしていました

これは、草むらや砂地に紛れやすい保護色であり、捕食者や獲物に見つかりにくく、生き残るために最適な模様だったのです

2.なぜ毛柄のバリエーションが増えたのか?

キジトラ猫が窓辺でウトウトとくつろいでいる

時代が進み、人と猫の関係が深まるにつれ、猫は野生ではなく人間社会の中で暮らすようになりました

その結果、野生では目立って生き残れなかったような毛柄の猫も、生き残ることが可能になりました

たとえば、真っ白な猫は自然界では目立ちやすく不利ですが、人間の「かわいい」「珍しい」という価値観によって飼われ、繁殖されるようになります

こうして、猫の毛柄は急速に多様化していきました

3.毛柄だけでなく「長毛」「巻き毛」も人間社会が生んだ

リビアヤマネコの被毛は短く滑らかで、自然環境に適した形状でした

長毛や巻き毛のような被毛は、野生では枝に引っかかったり、毛づくろいが難しかったりするため、生き残りに不利です

しかし、毛柄と同様に人間の「かわいい」「珍しい」という価値観によって品種改良などで固定化されるようになったのです

4.ほかの動物も同じ? ── 犬・うさぎ・ハムスターの場合

猫だけでなく、犬やうさぎ、ハムスターといった動物も同様です

たとえば、野生のうさぎは地味な茶色であることが多いですが、ペットのうさぎには白やグレー、ぶち模様など多彩なカラーが存在します

これはすべて、人間が飼うようになってから生まれたバリエーションです

5.おわりに ── 多様な毛柄は「人と猫の歴史の証」

今では当たり前のように見かける多彩な毛柄の猫たち

でもその背景には、人と猫が共に生きてきた長い歴史があります

「毛柄の多様性」は、猫が人間社会に適応してきた進化の証

あなたの愛猫の毛柄はどんな柄ですか

あなたの愛猫の柄にも、様々なストーリーが秘められているかもしれませんね

キジトラ猫が飼い主を見つけて嬉しそうに駆け寄っている

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